1月30日(火)。
5校時の音楽室。
響いていたんです。
「ぱちーん」って。
「つぱーん」って。
百人一首。
一対一。
真剣勝負。
本気。
姿勢まで・・・
本気。
「あしびきのおお~」とか・・・
「はなのいろはあ~」とか・・・
「ちはやぶるう~」って・・・
" CDがながれてるのかなぁ"って思ってたら・・・
なんと・・・
安本先生が読んでいたんです。
安本先生が言ったんです。
「それではああああ~・・・
みなさんんんん~・・・
いきますよおおおおお~」って。
(これほんとだよ。)
で・・・
「あさぼらけええええええ~」って読んだら・・・
「パン!」
「ツポン!」
「ぴしっ」って・・・
あちこちから・・・
ふだをとる音が聞こえてくるんです。
心地よい緊張感と・・・
ひきしまったかっこよさと・・・
なんとも言えないかわいさで・・・
よい時間が流れていたんです。
私はなんだかね・・・
そんな光景に吸い込まれるように・・・
その場にながいしてしまったんです。
そんな私にね・・・
たくさんのおともだちが教えてくれたんです。
3年生は明日ね・・・
2年生と「百人一首大会」をするんだって。
" よおしいいいいい~
明日もおおお~
応援にいいいい~
いこうう~。"って思ったんです。
" 燃える3年生・・・百人一首 "というお話でした。
ところでね・・・
このおともだち・・・
今日の対戦でね・・・
全勝したんです。
対戦したおともだちが私にこう言ったんです。
「校長先生・・・
このおともだち・・・
先生が一行読んだだけでとっちゃいます。」って。
どらどらって思ってね・・・
見てみたんです。
安本先生が・・・
「しのぶれどおおおお~」・・・
シュッパーン‼
なんなら・・・
安本先生が・・・
「きみ・・・」
ツッピーン‼
もっとすごいときは・・・
安本先生が・・・
読む前に・・・
「フッ」っと息をすっただけで・・・
ぴしゃーん‼
すごかったんです。
思ったんです。
" きっとおうちでも・・・
一生けんめいに練習したんだよね。"って。
" すごいね。きみも・・・おうちの方も・・・。"って。
そして・・・
みんなもとてもすごかったっていうことを・・・
私はとてもうれしく思ったんです。
シュッパーン‼