2023年12月7日木曜日

" 開運! 5年生の「倉吉いかづくり」 "というお話

12月7日(木)。

午前。

5年生のおともだちが・・・

「倉吉いかづくり」の名人をお招きして・・・

「倉吉いか」を作ったんです。









お正月の風物詩の定番・・・たこ。

平安時代に中国から伝わったものなんだけど・・・

ひらりひらりと空を舞うすがたを・・・

「いかのぼり」と呼んだんだそうです。









だから・・・

「たこ」はもともとは・・・

「いか」だったんです。

(ほんとだよ。)








どうやら・・・

全国に伝わる過程で・・・

「いか」が「たこ」に・・・

じぃわぁっと変化して・・・

今では・・・「たこ」って呼ばれるのが・・・

超一般的ってわけ。









倉吉では・・・

「いか」という呼び名が残って・・・

「倉吉いか」として有名な伝統工芸品に。



そんな「倉吉いか」を・・・

工房の名人から直伝でつくることができたんだから・・・

5年生は超ラッキー。


だから・・・

一生懸命につくるすがたは・・・超真剣。









ひとりの女の子がね・・・

声をかけてくれたんです。

「校長先生・・・これ上がるんですか?」って。









かえしたんです。

「このあと上がるんだよ。」って。

「思いっきり走るといいよ。」って。








できあがったおともだちから・・・

「いか」を持って どんどんと校庭に出て・・・

いざ! あげたんです。







つめたあい風に向かって・・・

おともだちは走ったんです。







ついていくように・・・

報道の方も走ったんです。









そんなみんなを見下ろすように・・・

おともだちがつくった・・・

「倉吉いか」は上がったんです。







みんなの2024年は・・・

「倉吉いか」のように・・・

上へ上へと 上がるんです。









" 開運! 5年生の「倉吉いかづくり」 "というお話でした。




ところで・・・

「校長先生・・・これ上がるんですか?」って・・・

ちょっと心配そうに話しかけてきた女の子・・・


そおっと離れてみていたんだけど・・・

「いか」が上がんなかったんです。


明日・・・

声をかけようと思っているんです。

「いい『いか』ができたね。」って。

「もしも・・・

 上がんなかったおともだちがいたら・・・

 声をかけてあげて。」って。

「『いか』があがんなかった人は・・・

 その分・・・来年おこるいいことが・・・

 加算されるらしいよ。」って。


よおし・・・

今夜は・・・

いかの燻製でも噛みながら・・・

あれを飲もう。

あれ。泡のでるやつ。