12月7日(木)。
午前。
5年生のおともだちが・・・
「倉吉いかづくり」の名人をお招きして・・・
「倉吉いか」を作ったんです。
お正月の風物詩の定番・・・たこ。
平安時代に中国から伝わったものなんだけど・・・
ひらりひらりと空を舞うすがたを・・・
「いかのぼり」と呼んだんだそうです。
だから・・・
「たこ」はもともとは・・・
「いか」だったんです。
(ほんとだよ。)
どうやら・・・
全国に伝わる過程で・・・
「いか」が「たこ」に・・・
じぃわぁっと変化して・・・
今では・・・「たこ」って呼ばれるのが・・・
超一般的ってわけ。
倉吉では・・・
「いか」という呼び名が残って・・・
「倉吉いか」として有名な伝統工芸品に。
そんな「倉吉いか」を・・・
工房の名人から直伝でつくることができたんだから・・・
5年生は超ラッキー。
だから・・・
一生懸命につくるすがたは・・・超真剣。
ひとりの女の子がね・・・
声をかけてくれたんです。
「校長先生・・・これ上がるんですか?」って。
かえしたんです。
「このあと上がるんだよ。」って。
「思いっきり走るといいよ。」って。
できあがったおともだちから・・・
「いか」を持って どんどんと校庭に出て・・・
いざ! あげたんです。
つめたあい風に向かって・・・
おともだちは走ったんです。
ついていくように・・・
報道の方も走ったんです。
そんなみんなを見下ろすように・・・
おともだちがつくった・・・
「倉吉いか」は上がったんです。
みんなの2024年は・・・
「倉吉いか」のように・・・
上へ上へと 上がるんです。
" 開運! 5年生の「倉吉いかづくり」 "というお話でした。
ところで・・・
「校長先生・・・これ上がるんですか?」って・・・
ちょっと心配そうに話しかけてきた女の子・・・
そおっと離れてみていたんだけど・・・
「いか」が上がんなかったんです。
明日・・・
声をかけようと思っているんです。
「いい『いか』ができたね。」って。
「もしも・・・
上がんなかったおともだちがいたら・・・
声をかけてあげて。」って。
「『いか』があがんなかった人は・・・
その分・・・来年おこるいいことが・・・
加算されるらしいよ。」って。
よおし・・・
今夜は・・・
いかの燻製でも噛みながら・・・
あれを飲もう。
あれ。泡のでるやつ。