12月13日(水)。
午後。
3年生がたのしそうに何かつくっていたんです。
当然・・・
私は吸い込まれるように教室におじゃまして・・・
眺めていたんです。
つくっているのは・・・
クリスマスカード。
おともだちがおしえてくれたんです。
「校長先生・・・
ぼくはサンタに・・・
ゲームをたのんでいます。」って。
べつのおともだちは・・・
こうおしえてくれたんです。
「私は・・・
まだ決めていません。」って。
もうひとりべつのおともだちは・・・
こうおしえてくれたんです。
「サンタ・・・くるかどうかわかりません。」って。
私はね・・・
こうかえしたんです。
「サンタってね・・・
おうちにくるとはかぎらないんだよ。」って。
「サンタってね・・・
ものをもってくるとはかぎらないんだよ。」って。
「サンタってね・・・
素敵な来年を・・・
一年かけてプレゼントしてくれる・・・
そんな豪華なことをしてくれることもあるんだよ。」って。
" きまったあ!"・・・とこころの中で・・・
会心のガッツポーズをきめる私の目の前で・・・
おともだちは・・・
ポカンと口をあけていたんです。
ろうかに出てから・・・
" まいっか・・・
そのうちわかるよ・・・
きみたちにもね。"
・・・そう思いながら・・・
私はね・・・
ちいさく・・・
今度はほんとのガッツポーズをしたんです。
くるよ。くる。
サンタクロースはきっとくる。
みんながんばったんだから。
私は見ていたんだから。
それが・・・
ものかものじゃないかはわかんないよ。
でもきっとくる。
" 3年生のクリスマスカードづくり・・・
なにがくるのか・・・
たのしみにしてる時点で・・・
もうプレゼントなんだ。 "というお話でした。
そのあとの児童集会。
オセロのようにきれいにならんだ・・・
全校のおともだち。
こんなみんなにもきっとくる。
そのあと見つけた6年生の下足箱。
全国レベルの美しさ。
私の自慢の6年生。
きっとこころに決めたにちがいない。
" 学期末・・・
おともだちのこころに寄り添うこと・・・
あたり前のことがあたり前にできること・・・
もう一度きっちりと引き締めて・・・
2023年をしめくくるんだ。"って。
みんなのもとにもきっとくる。
サンタクロースはきっとくる。