2023年11月28日火曜日

" こんなふうに癒されることもある。 "というお話

11月28日(火)。

お昼休みの時間。


パソコンに向かってるふりをしながら・・・

あたまでは・・・

ちょっぴりさみしいことを考えていたんです。

ちょっとさみしいことがあったから。








「こんこん」・・・

ノックの音がしたんです。

すぐに思ったんです。

" 高い音だから 小さめのお客さんだな・・・"って。

" 音がひとつだから ひとりでやってきたぞ・・・"って。









「どうぞぉ。」の声に・・・

やってきたちっちゃなお客さんがね・・・

おしえてくれたんです。

「今・・・本をかりてきました。」って。

「うまさんがかわいいから・・・

 校長先生に見せてあげます。」って。

「わたしね・・・ほんものを・・・

 見に行ったことあります。」って。








私はね・・・

「ほんとだね。かわいいね。」って言いながら・・・

あたまの中では・・・

" かわいいお客さんが・・・

 「おうまがかわいいです。」って言ってる"って・・・

・・・思っていたんです。









しばらくいっしょに本を眺めてから・・・

お客さんをお見送りしたんです。








うしろ姿を見ながら思っていたんです。

" いい時間だったな。"って。

" 癒されたな。"って。





さみしかったこころが・・・

灯がともったようあったかくなった午後。


6年生の教室まえのろうか。

見つけたんです。

ねこちゃんのうしろ姿の墨絵。

癒されたんです。









雨に濡れる通り。

スクールバスに乗って・・・

おうちに帰っていく小さい学年のおともだち。

そのスクールバスのうしろ姿。

癒されたんです。













" ちょっとしたことの中に・・・

 こころをあっためてくれるものがある・・・

 きっと幸せは・・・

 アピール十分で存在したりなんかしていないんだ。

 うしろ姿のようにさりげない・・・

 そんなひとつひとつの幸せを・・・

 感じられる自分でいよう。"


夕方の校長室。

そんなことを思っていたんです。


ようし・・・

今夜はひさしぶりに・・・

ちょうどよく温もった・・・

あれを飲もう。


" こんなふうに癒されることもある。 "というお話でした。