11月28日(火)。
お昼休みの時間。
パソコンに向かってるふりをしながら・・・
あたまでは・・・
ちょっぴりさみしいことを考えていたんです。
ちょっとさみしいことがあったから。
「こんこん」・・・
ノックの音がしたんです。
すぐに思ったんです。
" 高い音だから 小さめのお客さんだな・・・"って。
" 音がひとつだから ひとりでやってきたぞ・・・"って。
「どうぞぉ。」の声に・・・
やってきたちっちゃなお客さんがね・・・
おしえてくれたんです。
「今・・・本をかりてきました。」って。
「うまさんがかわいいから・・・
校長先生に見せてあげます。」って。
「わたしね・・・ほんものを・・・
見に行ったことあります。」って。
私はね・・・
「ほんとだね。かわいいね。」って言いながら・・・
あたまの中では・・・
" かわいいお客さんが・・・
「おうまがかわいいです。」って言ってる"って・・・
・・・思っていたんです。
しばらくいっしょに本を眺めてから・・・
お客さんをお見送りしたんです。
うしろ姿を見ながら思っていたんです。
" いい時間だったな。"って。
" 癒されたな。"って。
さみしかったこころが・・・
灯がともったようあったかくなった午後。
6年生の教室まえのろうか。
見つけたんです。
ねこちゃんのうしろ姿の墨絵。
癒されたんです。
雨に濡れる通り。
スクールバスに乗って・・・
おうちに帰っていく小さい学年のおともだち。
そのスクールバスのうしろ姿。
癒されたんです。
" ちょっとしたことの中に・・・
こころをあっためてくれるものがある・・・
きっと幸せは・・・
アピール十分で存在したりなんかしていないんだ。
うしろ姿のようにさりげない・・・
そんなひとつひとつの幸せを・・・
感じられる自分でいよう。"
夕方の校長室。
そんなことを思っていたんです。
ようし・・・
今夜はひさしぶりに・・・
ちょうどよく温もった・・・
あれを飲もう。
" こんなふうに癒されることもある。 "というお話でした。