2023年11月7日火曜日

" 激走! 打吹山クロスカントリー "というお話

11月7日(火)。

午前9時30分・・・

「ようい どん!」で・・・






打吹山クロスカントリーが・・・

スタートしたんです。







秋の打吹山が・・・

みんなを迎えてくれたんです。

(きっとここには・・・トトロもいる)








朝・・・

児童玄関のところで・・・

「校長先生・・・クロカンがつらいです。」とか・・・

「よいお天気になっちゃいました・・・」とか・・・

「自信がないです・・・」とか・・・

ちょっと弱気だったおともだちも・・・








「やりますよお。」とか・・・

「たのしみにしてました。」とか・・・

「前の時よりタイムを縮めます。」とか・・・

鼻息があらかったおともだちも・・・








みんなががんばったんです。

ほんとよくがんばったんです。









頂上を通過するときに・・・

「ひーはー ひーはー」って・・・

くるしそうにしてるみんなにね・・・

私は声をかけたんです。









「おはようございます。」って。

「このあともがんばってください。」って。









かえってくるんです。

「おはようございます。」って。

「はい。」って。

「ありがとうございます。」って。









私はね・・・

感動していたんです。

" こんなにも一生けん命で・・・

 こんなにもくるしくっても・・・

 この子たちはかえしてくれるんだ。"って。








" もう歩いてしまいたい"って・・・

思ってる子もいたはず。








" どうしてくるしいのに走り続けるんだろ"って・・・

思ってる子もいたはず。









" 校長先生・・・

 今・・・しかもここで・・・

 「おはよう」ですかぁ・・・"って・・・

思ってる子もいたはず。







必死の思いで会釈だけかえしてくれる子もいる。

それでも・・・

かけたことばに反応がある。


どの子も見せる・・・

いじらしくて・・・

健気で・・・

愛くるしいそのすがたに・・・

胸が熱くなる。











一昨日あたりから・・・

強く吹いてた風が・・・

今朝あたりから静まって・・・








打吹山の頂上から・・・

空を見上げて・・・

私はね・・・

思っていたんです。









" 吹き荒れていた風が・・・

 ようやくおさまって・・・

 打吹山が・・・

 子どもたちをやさしく迎えてくれた。"


" あの風が・・・

 もうこの学校を・・・

 揺さぶることがないように・・・

 私は祈ろう。"


" もしも・・・

 もしもまた・・・

 大きな風が・・・

 吹き荒れることがあったなら・・・

 私はいつでも・・・

 よろこんでこの子たちの楯になろう。"




" 打吹山はいつも・・・

 子どもたちのことを・・・

 やさしく包んでくれるだろう・・・

 激走! 打吹山クロスカントリー "というお話でした。