2023年7月24日月曜日

" それは「体育の学習に出るときの衣服の脱ぎ着」と似ている "というお話

私はいつも思っています。
"1学期の終わりは・・・
2学期の始まりとの重なりの中にある "のだと。









このことは・・・
体育の学習に出るときの衣服の脱ぎ着と・・・
おなじ構造だと思えてなりません。










【お話のその1】「なし崩し的に脱ぎ散らかして、体育に出かける。」
体育を終えて教室で着替える。
シャツがない・・・。
掘り出すようにようやく見つける。
頭からかぶる。
手の出る場がない。
いらいらする。











もっとすごいときは・・・
裏の襟もとに着いてるタグがのどもとに見えてる。
「うらっかえしの後ろ前」。
究極の混乱。










ズボン。
いつもおしりのポケットに入れていたハンカチがない。
それどころかポケットすらない。
よくみると・・・
おへその左下にポケット。









恥ずかしくって手で押さえたまま動けない。
自分で気づくことができればまだよい方で・・・
おともだちに・・・
「あ!ポケットが前にある。」
・・・なんて指をさされようものなら・・・
開き直って・・・
「自分のズボンは最初からこういうのだから・・・」
・・・って言うしかない。(誰も信じないのに・・・)










靴下なんか・・・
ぐるっとぬいだものだから・・・
そのまま穿いてつま先の左右にひげが出てる。
・・・まるで「なまず」。











1学期を・・・
衣服を脱ぎ散らかすように終えるということは・・・
2学期をこんなふうに始めるということ。












【お話のその2】「体育に出かける前、脱いだ衣服をたたんでそろえておく。」
体育を終えて教室で着替える。
シャツは開くと・・・
胸のマークがこちらを向いていて自分と向かい合わせになってる。
確認してひるがえらせて袖をとおす。
ズボンもしかり。











靴下は「なまず」になんかなることの方がむずかしい。
どれも手でアイロンをかけて「ぱんぱん」してあるから・・・
しわだってない。
「THE みだしなみ」。
すべてが準備オッケーの状態。











新しい服だとか・・・流行りのデザインだとか関係ない。
「みだしなみ」と「おしゃれ」の決定的な違い。
このふたつのことばは・・・
相容れないんじゃなくって
・・・そもそもフィールドがちがう。










1学期を・・・
「学び」も「くらし」も「環境」もふくめて・・・
きちっとしめくくり・・・
こころもふくめてととのえる。
物もこころも整理しておくということは・・・
2学期をこんなふうに始めるということ。










先週 7月21日(金)。5校時。
全校で大そうじをしたんです。










あせのしずくを・・・
ぽたぽたとたらしながら・・・
誠実にそうじをする全校のみなさんを・・・
私はとてもたのもしく見ていたんです。










" 1学期をしっかりと終えてるんだね。"って。
" 2学期をしっかり迎える準備をはじめてるんだね。"って。
" 2学期もみんなのことを・・・
 こころをこめてたいせつにするよ。"って。










"1学期の終わりは・・・
 2学期の始まりとの重なりの中にある。"
私はつくづくそう思います。








 
" それは「体育の学習に出るときの衣服の脱ぎ着」と似ている "というお話でした。