2025年11月21日金曜日

" 車いすバスケットボールで・・・ "というお話

11月20日(木)のことです。


5年生がね・・・

素晴らしい体験をしたんです。












体育館に・・・

お二人のゲストティーチャーをお招きして・・・

「車いすバスケットボール」。









最初は・・・

競技用の車いすを巧みに操作するどころか・・・

真っすぐに進むことすらおぼつかなかったみんな。









目標に向かって進んでいても・・・

「くるん」なんてまわってしまって・・・

なんだかちょっとたよりなかったんです。










それでも なんとか・・・

思った方向に進むことができるようになって・・・

いよいよ「車いすバスケットボール」のゲーム。









はじまったころは・・・

多くの球技がそうであるように・・・

やっぱりここでも・・・

みんながボールに向かって・・・

ひたすら集まっちゃうもんだから・・・

車いすの大渋滞。

(おいおい・・・

 だれも動けなくなってるじゃん・・・)










おまけに・・・

ボールが転がっちゃおうものなら・・・

うまくひろえなくって・・・

サッカーやってんだか・・・

バスケやってんだか・・・

なにがなんだかわかんなくなっちゃったんです。


シュートが入るシーンなんて・・・

見られるわけもなく・・・。









大渋滞の玉つき多重事故で・・・

あっちこっちから・・・

「がっちゃん がっちゃん」・・・

「きゃーきゃー ぎゃーぎゃー」で・・・

ちょっと私は心配していたんです。











" 報道のみなさんがおいでくださってるんだけど・・・

 なにをやってるんだか・・・

 そのことがわかる映像が撮れるのかな・・・"って。











ところがです。

やっぱり子どもたちってすごいもので・・・

2ゲーム目くらいから・・・

ちょっと様子がかわってきたんです。










スペースを見つけて車いすを操作したり・・・

おともだちの車いすが向いている・・・

その方向をねらってパスをしたり・・・





声をかけあったり・・・

作戦を立てはじめたり・・・

シュートもばんばん決まったりして・・・

気がつくと・・・

ずいぶん見ごたえが出てきていたんです。










「車いすバスケットボール」。


競技用車いす独特の・・・

スピード感や操作性を体験することで・・・

ふだんとまったくちがう視点に立って・・・

バスケットボールをすることをとおして・・・









単にたのしむだけじゃあなくって・・・

なかまへの思いやりや・・・

さまざまな立場にあるひと・・・

ひいては多様性への理解や気づき・・・

そんなたいせつなことを感じることのできる・・・

貴重な時間を得ることができたんです。








" みんなのこころの中の・・・

 「こころのバリアフリー」の芽が・・・

 さらに伸びていますように・・・"って・・・

そう祈りながら私は見つめていたんです。









" 車いすバスケットボールで・・・

 「こころのバリアフリー」の芽が・・・

 さらに「にょきっ」と伸びた。 "というお話でした。











ところで・・・

昨日のニュース・・・

みた・・・?

ねえ・・・みた・・・?