2025年6月7日土曜日

" シリーズ修学旅行 その1「平和」 "というお話

とてもすばらしかったんです。

修学旅行。












6月5日・6日・・・

一泊二日の広島への修学旅行。








そんなすばらしかった・・・

6年生の修学旅行を・・・

いくつかのシーンにわけて・・・

みなさんにもお伝えしたいんです。








今日から・・・

シリーズでお伝えする「シリーズ修学旅行」。

今回は " その1「平和」"。







(その間・・・

 日常の学校の様子についてのお話も・・・

 何度かはさみながら・・・)











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バスにゆられて到着した・・・

最初の目的地は平和記念公園。








資料館では・・・

講話を聞くにつけ・・・

展示を見るにつけ・・・


平和記念公園では・・・

フィールドワークをするにつけ・・・

平和のセレモニーをするにつけ・・・

みんなが圧倒されたんです。








原子爆弾の・・・

おそろしさや悲惨さに。








そして・・・

被ばくされた方々の痛みや苦しみに。








また・・・

残された家族の・・・

癒えることのない悲しみや胸の痛みに。







みんなの胸の中で膨らんだのは・・・

平和へのいのり・・・

平和の尊さ・・・

今も世界のどこかで繰り広げられている・・・

戦争への怒りや悲しみ。








戦争は・・・

あってはならないのです。


人と人とが・・・

殺し合うなんて・・・

これほどまでに悲しいことはないんです。










講話のあと・・・

代表のおともだちが・・・

こうあいさつしたんです。

「世界中が・・・

 平和であってほしいと思います。」って。


「今の私たちにできることは・・・

 まだまだ少ないかもしれないけれど・・・

 まずは・・・

 日々のくらしの中で・・・

 今を一緒にすごすなかまを・・・

 もっともっと大切にすることから・・・

 はじめたいと思います。」って。


「ひとへの思いやりを大切にすることから・・・

 ていねいにはじめたいと思います。」って。








私はね・・・

思っていたんです。

「大きな大きな平和は・・・

 今 すぐそばにいるひとたちへの・・・

 ちょっとした思いやりの積み重ねの上に・・・

 実現するんだっていうとても大事なことを・・・

 このおともだちから教わったな。」って。









 

講話をお聞きしたあと・・・

資料館の展示を見学していたときのこと。


海外からのお客様がふたり。

おひとりは車いすの女性。

もうおひとりは杖をついた男性。








多くの人だかりで

「しんちゃんの三輪車」に・・・

なかなか近づくことができないまま・・・

2メートルほど離れたところで・・・

ひとがとぎれるときを・・・

辛抱強く待っていらっしゃったこのおふたりに・・・











打吹小学校の女の子がふたり・・・

すうっと近づいて・・・

そして 手振りを交えて言ったんです。

「どうぞ こちらへ」って。


自分たちがいたそのスペースへ。








少し離れたところから・・・

その様子を見ていた私はね・・・


" 6年生の修学旅行での「学び」は・・・

 すでに・・・

 しかも こんなにも早くに・・・

 実を結びはじめているんだな。"って。







そして・・・

このふたりの女の子と・・・

このふたりの女の子がすごす・・・

なかまである6年生のみんなのことを・・・

とても愛くるしく・・・

とても誇らしく思ったんです。







" シリーズ修学旅行・・・

 その1「平和」 "というお話でした。










" シリーズ修学旅行 "は・・・

  " その2「絢爛」"につづきます。









ところでこの日。

平和記念公園でのフィールドワークで・・・

みんなの学習を支えてくださった・・・

現地のガイドさんのおひとりが・・・


「校長先生はおられますか・・・?」って・・・

私をさがして声をかけてくださったんです。









「『校長ブログ』を読んでいます。」って。

「これからもたのしみにしています。」って。


とてもとても・・・ほんとにとても・・・

びっくりしちゃった私はね・・・

しかも・・・とってもうれしくなっちゃった私はね・・・

こころの底から思っていたんです。

" 遠く遠く 離れ離れでくらしている・・・

 お目にかかったこともない方と・・・

 こんなふうにつながることができるんだから・・・

 この世界に・・・

 平和がおとずれる日は来ないなんて・・・

 そんなこと 絶対にあるわけないよね。"って。








" 私たちには・・・

 ひとりひとりに・・・

 平和を創出していくための・・・

 使命があるんだ。"って。