とてもすばらしかったんです。
修学旅行。
6月5日・6日・・・
一泊二日の広島への修学旅行。
そんなすばらしかった・・・
6年生の修学旅行を・・・
いくつかのシーンにわけて・・・
みなさんにもお伝えしたいんです。
今日から・・・
シリーズでお伝えする「シリーズ修学旅行」。
今回は " その1「平和」"。
(その間・・・
日常の学校の様子についてのお話も・・・
何度かはさみながら・・・)
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バスにゆられて到着した・・・
最初の目的地は平和記念公園。
資料館では・・・
講話を聞くにつけ・・・
展示を見るにつけ・・・
平和記念公園では・・・
フィールドワークをするにつけ・・・
平和のセレモニーをするにつけ・・・
みんなが圧倒されたんです。
原子爆弾の・・・
おそろしさや悲惨さに。
そして・・・
被ばくされた方々の痛みや苦しみに。
また・・・
残された家族の・・・
癒えることのない悲しみや胸の痛みに。
みんなの胸の中で膨らんだのは・・・
平和へのいのり・・・
平和の尊さ・・・
今も世界のどこかで繰り広げられている・・・
戦争への怒りや悲しみ。
戦争は・・・
あってはならないのです。
人と人とが・・・
殺し合うなんて・・・
これほどまでに悲しいことはないんです。
講話のあと・・・
代表のおともだちが・・・
こうあいさつしたんです。
「世界中が・・・
平和であってほしいと思います。」って。
「今の私たちにできることは・・・
まだまだ少ないかもしれないけれど・・・
まずは・・・
日々のくらしの中で・・・
今を一緒にすごすなかまを・・・
もっともっと大切にすることから・・・
はじめたいと思います。」って。
「ひとへの思いやりを大切にすることから・・・
ていねいにはじめたいと思います。」って。
私はね・・・
思っていたんです。
「大きな大きな平和は・・・
今 すぐそばにいるひとたちへの・・・
ちょっとした思いやりの積み重ねの上に・・・
実現するんだっていうとても大事なことを・・・
このおともだちから教わったな。」って。
講話をお聞きしたあと・・・
資料館の展示を見学していたときのこと。
海外からのお客様がふたり。
おひとりは車いすの女性。
もうおひとりは杖をついた男性。
多くの人だかりで
「しんちゃんの三輪車」に・・・
なかなか近づくことができないまま・・・
2メートルほど離れたところで・・・
ひとがとぎれるときを・・・
辛抱強く待っていらっしゃったこのおふたりに・・・
打吹小学校の女の子がふたり・・・
すうっと近づいて・・・
そして 手振りを交えて言ったんです。
「どうぞ こちらへ」って。
自分たちがいたそのスペースへ。
少し離れたところから・・・
その様子を見ていた私はね・・・
" 6年生の修学旅行での「学び」は・・・
すでに・・・
しかも こんなにも早くに・・・
実を結びはじめているんだな。"って。
そして・・・
このふたりの女の子と・・・
このふたりの女の子がすごす・・・
なかまである6年生のみんなのことを・・・
とても愛くるしく・・・
とても誇らしく思ったんです。
" シリーズ修学旅行・・・
その1「平和」 "というお話でした。
" シリーズ修学旅行 "は・・・
" その2「絢爛」"につづきます。
ところでこの日。
平和記念公園でのフィールドワークで・・・
みんなの学習を支えてくださった・・・
現地のガイドさんのおひとりが・・・
「校長先生はおられますか・・・?」って・・・
私をさがして声をかけてくださったんです。
「『校長ブログ』を読んでいます。」って。
「これからもたのしみにしています。」って。
とてもとても・・・ほんとにとても・・・
びっくりしちゃった私はね・・・
しかも・・・とってもうれしくなっちゃった私はね・・・
こころの底から思っていたんです。
" 遠く遠く 離れ離れでくらしている・・・
お目にかかったこともない方と・・・
こんなふうにつながることができるんだから・・・
この世界に・・・
平和がおとずれる日は来ないなんて・・・
そんなこと 絶対にあるわけないよね。"って。
" 私たちには・・・
ひとりひとりに・・・
平和を創出していくための・・・
使命があるんだ。"って。