2025年5月8日木曜日

" 行事で育てる "というお話

 5月8日(木)。

今日もみんなは・・・

運動会の練習に夢中。










校庭でも体育館でも・・・

そんなみんなのすがたに・・・

とっぷりとひたることができる。







学校そのものが・・・

躍動しているかのような・・・

そんな雰囲気のなか・・・

あらためて考えていた。








お昼やすみに偶然はじまった・・・

1年生とのすごろく大会という・・・

わずか5人の盛大なイベントをしながら・・・

そのときですら考えていた。











「行事で育てる」


体育的なものに限らず・・・

イベントそのもので育つ部分よりも・・・

それまでの過程や・・・

その後の振り返りにおいて・・・

育つ部分の方がはるかに大きい。









事前の「取組」と・・・

当日の「すがた」と・・・

事後の「振り返り」とは・・・

常にセットで存在するということも・・・

私たちは絶えず意識しなければならない。








一年のあいだに・・・

点在するようにいくつも・・・

散りばめられているように見える行事は・・・

すべて地下茎のように・・・

脈絡をもってつながっている。










その脈絡とは・・・

子どもたちが・・・

これらをくぐることをとおして・・・

ほんのちょっとわがままをこらえることや・・・

ほんのちょっと自分やおともだちとの・・・

折り合いをつけることや・・・









達成感や自己肯定感・・・

協力性や思いやりをはじめとする・・・

「非認知能力」を形成していくための・・・

ストーリーに裏打ちされたものなのである。









だから・・・

私たちは子どもたちを・・・

行事が終わるたびに・・・

すぐさまつぎのステージへ・・・

いざないつづけなければならない。









そして・・・

ここが肝心なのだけれど・・・








私たちはそのたび・・・

子どもたちに・・・

向き合うことの意味づけや・・・

そのことの価値づけを・・・

ていねいに・・・

うんとていねいに・・・

してやらねばならない。










子どもたちを・・・

行事で育てようとするとき・・・

私たち教師には・・・

相応の認識と・・・

相応の意図と準備と・・・

相応の覚悟が必要なのである。








行事をとおして・・・

子どもたちのなかに・・・

伸びようとする力と・・・

よくあろうとするこころと・・・

互いを想い合おうとする心情とを・・・

しっかりと育むために。











" 行事で育てる "というお話でした。







今夜は聴こう。

くりかえし・・・

くりかえし聴こう。


おいしいものでも飲みながら。

ヨルシカの「アポリア」。