5月8日(木)。
今日もみんなは・・・
運動会の練習に夢中。
校庭でも体育館でも・・・
そんなみんなのすがたに・・・
とっぷりとひたることができる。
学校そのものが・・・
躍動しているかのような・・・
そんな雰囲気のなか・・・
あらためて考えていた。
お昼やすみに偶然はじまった・・・
1年生とのすごろく大会という・・・
わずか5人の盛大なイベントをしながら・・・
そのときですら考えていた。
「行事で育てる」
体育的なものに限らず・・・
イベントそのもので育つ部分よりも・・・
それまでの過程や・・・
その後の振り返りにおいて・・・
育つ部分の方がはるかに大きい。
事前の「取組」と・・・
当日の「すがた」と・・・
事後の「振り返り」とは・・・
常にセットで存在するということも・・・
私たちは絶えず意識しなければならない。
一年のあいだに・・・
点在するようにいくつも・・・
散りばめられているように見える行事は・・・
すべて地下茎のように・・・
脈絡をもってつながっている。
その脈絡とは・・・
子どもたちが・・・
これらをくぐることをとおして・・・
ほんのちょっとわがままをこらえることや・・・
ほんのちょっと自分やおともだちとの・・・
折り合いをつけることや・・・
達成感や自己肯定感・・・
協力性や思いやりをはじめとする・・・
「非認知能力」を形成していくための・・・
ストーリーに裏打ちされたものなのである。
だから・・・
私たちは子どもたちを・・・
行事が終わるたびに・・・
すぐさまつぎのステージへ・・・
いざないつづけなければならない。
そして・・・
ここが肝心なのだけれど・・・
私たちはそのたび・・・
子どもたちに・・・
向き合うことの意味づけや・・・
そのことの価値づけを・・・
ていねいに・・・
うんとていねいに・・・
してやらねばならない。
子どもたちを・・・
行事で育てようとするとき・・・
私たち教師には・・・
相応の認識と・・・
相応の意図と準備と・・・
相応の覚悟が必要なのである。
行事をとおして・・・
子どもたちのなかに・・・
伸びようとする力と・・・
よくあろうとするこころと・・・
互いを想い合おうとする心情とを・・・
しっかりと育むために。
" 行事で育てる "というお話でした。
今夜は聴こう。
くりかえし・・・
くりかえし聴こう。
おいしいものでも飲みながら。
ヨルシカの「アポリア」。