2025年5月23日金曜日

" 2年生 国語で山に登る "というお話

5月23日(金)。

朝の校長室。

思い出していたんです。

昨日のこと。





1校時・・・

2年生のみんながこくごのおべんきょう。








この日の打吹山は雨にけむって・・・

上半分が雲のなかだったけれど・・・








教室のホワイトボードには まるごとの山。

この山のなまえは「おべんきょうの山」。









みんながやっているのは・・・

「たんぽぽのちえ」。








今やってるこのおべんきょう・・・

どこがゴールで・・・

今どこまでおべんきょうがすすんでいるのか・・・

そんなことがわかるようにと・・・

いつも みんなでこの山をながめているんです。











かべには二本の木。

この二本の木のなまえは「わざの木」。


一本は「こくごの木」。

もう一本は「さんすうの木」。









この木にはね・・・

葉っぱにまじって・・・

みんながおべんきょうで身につけた「わざ」が・・・

くっついているんです。











その「わざ」はいくつもあって・・・


こくごだったら・・・

「行がえのわざ」

「おんどくするわざ」










さんすうだったら・・・

「かずをわかりやすくあらわすわざ」












「おべんきょうの山」と「わざの木」。


今・・・

みんながむかっているおべんきょうは・・・

どんなかたちをしていて・・・

どこをとおってすすむのかがわかっていて・・・








どんな「わざ」をつかうと・・・

解決できそうなのかを・・・

それぞれが知っているから・・・








みんなのお顔がね・・・

とっても張り切っちゃっているんです。











そのむかし・・・

ある登山家は言ったんです。


「よほど危険な山はべつとして・・・

 少々の山なら・・・

 『地図』と『道具』があれば・・・

 ひとりでも登ることができるんだ。」って。


「自分は・・・

 その登山の主人公になれるんだ。」って。








打吹小学校の教室にはね・・・

子どもたちが・・・

「学び」の主人公になるための・・・

「おべんきょうの山」と「わざの木」・・・


そう・・・

「地図」と「道具」が・・・

子どもたちの手元にいつも・・・

散りばめられているんです。










おべんきょうがおわったあとの・・・

ホワイトボードのまえ・・・










つぎからつぎに・・・

おともだちがあつまってきて・・・

ホワイトボードにある「おべんきょうの山」を・・・

ほんとうに登ろうとしてるみたいだったんです。


(ほんとに登る気だったかも・・・)


" 2年生 国語で山に登る "というお話でした。










ところでね・・・

教室のまえ・・・

2年生の学級目標・・・

「チーム あじさい」。










あたらめて じっくりと読んでみて・・・

こめられた意味を考えてみて思ったんです。


" こんなすてきな目標にむけて・・・

 みんなでがんばってるクラスの子は・・・

 ホワイトボードの山くらい・・・

 かんたんに登っちゃうよね。"って。