2025年4月24日木曜日

" どきどきの歯科検診 "というお話

4月24日(木)。

2校時の保健室。










やってきてしまったんです・・・

この日が。

歯科検診。

(ぎゃぁっ・・・

 順番がきちゃった・・・。)








1年生のおともだちにとっては・・・

やっぱり・・・どきどきする・・・

歯科検診。










お顔が・・・

うらっかえしに・・・

なっちゃうんじゃあないかっていうくらいに・・・

おっきく口をあけて・・・








そのうしろでは・・・

つぎのおともだちが・・・

気が気じゃない。








ああ・・・気が気じゃない。

(神さま・・・どうか・・・

 こわい検査じゃあありませんように・・・)










気が気じゃないのは・・・

つぎのおともだちだけじゃなくって・・・








よく見ると・・・

うしろ・・・みんな・・・

気が気じゃない。








ああああぁぁ・・・

神さま・・・

気が気じゃない。










静まり返った保健室に・・・

歯医者さんの声だけ・・・。

「5のバツ・・・」

「Cの2・・・」

「ううん・・・はんたいそく・・・」







私にはね・・・

おともだちのこころの声が・・・

聞こえてきたような・・・

そんな気がしたんです。


「バツとか言ってなかった・・・?」


「ええええっ・・・バツ?」








「ねえねえ・・・

 なにか・・・さしてる? さしてる?」








「今・・・

 しゅじゅつとか聞こえなかった?」


「ひぃ・・・どうして? どうして?」








「とんかちなんか・・・

 持ってないよね。」







「ちかっ」

「おさないでよ・・・

 前におされると・・・

 早く順番がきちゃうじゃん・・・。」

(そうなのか・・・?)









みんなのね・・・

そんなこころの声と・・・

「どきどき」っていう・・・

心臓の音が・・・

ずうっと・・・

聞こえつづけてるような気がした・・・

そんな時間だったんです。











ふと気がつくと・・・

ほら。

おともだちがひとり・・・

私の手を握りしめていたんです。











そのちっちゃな手を・・・

きゅうっと握りかえしながら・・・

私はね・・・


「よおし・・・

 そんなら校長先生が・・・

 とんかちしてあげよっか?」なんて・・・

そんなこわいこと言わなかったんです。








みんな・・・

どきどきしたね。


" どきどきの歯科検診 "というお話でした。









みんな気がついてると思うけれど・・・

学校歯科医の森本先生はね・・・

とってもやさしい先生なんです。


森本先生・・・

今日はありがとうございました。