2024年10月22日火曜日

" 6年生が山上憶良に学んだ。"というお話

10月22日(火)。

3校時に・・・

6年生のみなさんが・・・

山上憶良のおべんきょうしたんです。








「山上憶良の会」から・・・

4名のゲストティーチャーをお迎えして・・・

おべんきょうをすることができたんです。









山上憶良。

万葉の歌人。


奈良時代の・・・

伯耆国の国守(現在の知事)でもあった人。

今の倉吉市にも住んでいたんです。









学習のはじめに・・・

6年生のおにいさんおねえさんは・・・

そんな憶良の代表的なうたのひとつをあじわったんです。








銀(しろかね)も黄金(くがね)も玉もなにせむに・・・

勝れる宝 子にしかめやも








そう。

憶良は・・・

家族をとても大切に思う人だったんです。

「この子がいれば・・・

 金銀財宝だって・・・お金だって・・・

 意味を失ってしまう。

 なんの意味も持たないよ。」

・・・そんな気持ちをうたったんです。


何百年の時を超えてなお・・・

憶良が6年生にうったえかけた・・・

愛するひとを大切に思う気持ち。









その世界に・・・

6年生のみんなは・・・

ぐいぐいと・・・ぐいぐいと・・・

入り込んでいったんです。










でね・・・。

常々思うんだけど・・・

子どもにはね・・・

それぞれの入り込み方があるんです。


じいぃわぁっと前に前に出ていくからだ。








いのりをささげるような両手。







ぽかっとあいてしまう口。







つい・・・あごにいってしまう手。






講師さんのお顔を・・・

無心に見上げるくび。

(しかし・・・ずいぶんちかいなあ・・・)









一点をとらえて動かないひとみ。






なぜだか・・・

となりのおともだちとくっついていくあたま。








そして・・・

目を閉じてすます耳。






それぞれの・・・

入り込んじゃってるかたちが見られたんです。





山上憶良のうたではじまった・・・

6年生のみんなを引き込んだ世界。








それは・・・

家族や・・・ともだち・・・

そして・・・

自分を支えてくれるひとたち・・・


そんな だれかから愛されることや・・・

そんな だれかを愛することの・・・

意味や尊さ・・・

そんな大切なことをおしえてくれたんです。








そのことを・・・

それぞれのすがたや目・・・

表情は語っていたんです。








" 6年生が山上憶良に学んで・・・

 すがたや目・・・

 表情がそれを物語っていた。"というお話でした。