2024年7月26日金曜日

" それぞれの昨日・・・ "というお話

7月26日(金)。

夏休み1日目。

今日も暑い日。

  **

  このおともだちの澄んだひとみには・・・

  カメラを構えた私が写ってる。

  **












3年生がそだてているひまわりが・・・

ゴッホの「ひまわり」のように咲いた朝。










思い出していたんです。


昨日のこと。

1学期の終業式の日のこと。










終業式がおわってから・・・

それぞれの学級では・・・

それぞれの子どもたちの・・・

それぞれのこの日があったんです。








私はね・・・

そんなそれぞれの・・・

ひとこま ひとこまを・・・

思い出していたんです。











********


スライドショーをみながら・・・

1学期をふりかえる・・・6年生。









BGMは・・・「あとひとつ」。

みながら・・・

聴きながら・・・

表情がほんとうに光っていた。








まるで・・・

きみたちの2学期を・・・

きみたちのこれからの人生を・・・

物語っているかのように。













つうしんぼ。

どきどきの瞬間に・・・

たくさん出会った。








価値の大きさを感じさせるシーン。

その価値の大きさは・・・

きみたちのがんばりの大きさとおなじ。









だから・・・

互いに礼をつくして・・・

高く・・・高く・・・持ち上げる。












受け取ったあと・・・席にもどって。


つうしんぼから・・・

けむりが出るんじゃあないかっていうくらいに・・・

見つめる。









きっと・・・

読めない漢字を飛ばしながらなんだろうけど・・・

そこに記されている珠玉のことばを・・・

その目は必死に読み取ろうとする。








きみたちは・・・

今・・・なにを想うのだろう。








私にはわかるような気がする。

きみたちは無意識のうちにわかっている。









つうしんぼには・・・

その物理的な質量として表すことのできない・・・

「価値」というか・・・「ねうち」というか・・・

なにかそんな無形のものが持つ・・・

質量があるのだということを。


そして・・・

この一枚に・・・

きみたち自身の1学期のがんばりが・・・

凝縮されているのだということを。













人生初の・・・

つうしんぼを手にした1年生。








なにか照れたように・・・

けれど大事そうに・・・

先生から受け取るひとみは・・・真剣そのもの。









なんだかよくわかんないけれど・・・

これをおうちの方のもとへ持ち帰ることが・・・

今日最大のテーマなんだということは・・・

肝に銘じてそうな空気がある。










そして・・・

見てもよくわかんないけれど・・・

受け取ったそれの「ねうち」を・・・

誇らしく感じているかように・・・

胸を張って写真におさまる。








「つうしんぼ見せてくれる?」と向けたカメラに・・・

開くのではなく・・・

表紙を見せてくれるあどけなさがかわいい。













ひとりのおともだちを追う。


もうすぐ自分の順番が来る・・・









それを受け取るどきどきの瞬間。








開く前のきんちょう。








見てもよくわかんなかったみたいで・・・

すぐにとびきりのえがお。

(きみがいつもがんばっていたこと知ってるよ。)







********






それぞれの昨日・・・

それぞれのシーンに・・・

私の目はくぎづけになっていたんです。









" それぞれの昨日をふりかえってみた。"

   ・・・というお話でした。












会議の終わったお昼まえ。

東の空を見ながら思っていたんです。








" 「明日・・・

 家族で旅行にいくんです。」って・・・

 この日を指折り数えて待っていたおともだち・・・

 そろそろ着くころかな・・・京都。"って。