2023年9月21日木曜日

" 5年生が船上山にでかけた朝に・・・ "というお話

9月21日(木)。

しとしと・・・しとしと・・・

しとしと・・・しとしと・・・


雨降りの朝・・・

船上山宿泊活動に一泊二日でおでかけする・・・

5年生を乗せたバスが出発しました。







みんなの祈りむなしく・・・雨。

" かみさま・・・おばけさま・・・

 みんながあれほど・・・

 お祈りしたじゃないですか・・・"

" 私はきのう・・・

 ドッヂボールくらいの頭の大きさの・・・

 てるてるぼうずを作ったじゃあないですか・・・"








とは言え・・・私はね・・・

わかってるんです。


晴れていても・・・雨降りでも・・・

船上山には・・・

船上山にしかない充実した時間がながれるんだってことを。

そして・・・それは・・・

ねうちのあるたのしさとセットなんだってことを。


だから・・・雨はしかたないとして・・・

私がね・・・今朝一番つらかったことは・・・

早めに到着した学校で・・・

少々ばたばたしてしまって・・・

あろうことか・・・

バスのお見送りに遅れそうになってしまったんです。







バスが発車するときにようやく・・・

そこに到着したんです。

ギリです。ギリ。

窓越しのお見送り・・・みんなごめんね。


私にとって・・・

これはとってもつらいこと・・・

これはとってもかなしいこと・・・

これはとっても自己嫌悪に陥ること・・・

そして・・・

5年生のおともだちに・・・

とてもとても申し訳ないこと。





走っていくバスを見送った後・・・

むっちゃ落ち込んだんです。

その落ち込み方たるや・・・

尋常じゃあなかったんです。


だから・・・

遠くて見えない船上山の方をむいて・・・







そして・・・

せっかくだから雨にけむる打吹山の方もむいて・・・

お祈りしたんです。






「船上山さま・・・打吹山さま・・・

 私の大切な5年生のみんなを・・・

 よろしくお願いします。」って。




しばらくして・・・

" いつまでも落ち込んじゃいられない。"って・・・

自分を奮い立たせたんです。






" つらいことって・・・よくあるじゃん。"って。

" 後悔することって・・・よくあるじゃん。"って。

" 思いどおりにならないことって・・・よくあるじゃん。"って。

" でも・・・そんなときこそ・・・

 元気の出ることを考えて・・・

 前を向こうとしてきたじゃん。"って。








ということで・・・

元気のでることを・・・

しばらく考えていたんです。


今朝・・・

出発するバスを・・・

4年生と6年生のみんなが・・・

マラソンの沿道の応援のように・・・

盛大に児童玄関の横で見送ったこと。













昨日・・・

3年生のおともだちが・・・

算数の時間に・・・

頭と頭がくっつくくらいに・・・

一生けんめいに話し合いをしていたこと。


















先週・・・朝一番・・・

校長室におともだちがやってきてくれて・・・

「校長先生!お誕生日おめでとうございます。」って・・・

花束を持ってきてくれたこと。

(「49歳のお誕生日」とは言ってくれなかったけど・・・)

(それだけで・・・

 一生ハッピーな気持ちでいられそうじゃん。)













だんだんと・・・

前を向けるようになって・・・

決めたんです。


" ようし!!"

 今日は・・・

 午後6時過ぎには学校を出発して・・・

 船上山にいくぞお。"って。


" そして・・・みんなに会うんだ。"って。


" おうちが恋しくなちゃって・・・

 ブルーになってる子がいたら・・・

 「よしよし」してあげるんだ。"って。






" 5年生が船上山にでかけた朝に・・・ "というお話でした。


午後1時。

船上山の方角のそら・・・

ぽっかりと開いた雲の間から小さな青空。






下山途中の5年生のみんなのうえの空が・・・

晴れてるといいな。