9月21日(木)。
しとしと・・・しとしと・・・
しとしと・・・しとしと・・・
雨降りの朝・・・
船上山宿泊活動に一泊二日でおでかけする・・・
5年生を乗せたバスが出発しました。
みんなの祈りむなしく・・・雨。
" かみさま・・・おばけさま・・・
みんながあれほど・・・
お祈りしたじゃないですか・・・"
" 私はきのう・・・
ドッヂボールくらいの頭の大きさの・・・
てるてるぼうずを作ったじゃあないですか・・・"
とは言え・・・私はね・・・
わかってるんです。
晴れていても・・・雨降りでも・・・
船上山には・・・
船上山にしかない充実した時間がながれるんだってことを。
そして・・・それは・・・
ねうちのあるたのしさとセットなんだってことを。
だから・・・雨はしかたないとして・・・
私がね・・・今朝一番つらかったことは・・・
早めに到着した学校で・・・
少々ばたばたしてしまって・・・
あろうことか・・・
バスのお見送りに遅れそうになってしまったんです。
バスが発車するときにようやく・・・
そこに到着したんです。
ギリです。ギリ。
窓越しのお見送り・・・みんなごめんね。
私にとって・・・
これはとってもつらいこと・・・
これはとってもかなしいこと・・・
これはとっても自己嫌悪に陥ること・・・
そして・・・
5年生のおともだちに・・・
とてもとても申し訳ないこと。
走っていくバスを見送った後・・・
むっちゃ落ち込んだんです。
その落ち込み方たるや・・・
尋常じゃあなかったんです。
だから・・・
遠くて見えない船上山の方をむいて・・・
そして・・・
せっかくだから雨にけむる打吹山の方もむいて・・・
お祈りしたんです。
「船上山さま・・・打吹山さま・・・
私の大切な5年生のみんなを・・・
よろしくお願いします。」って。
しばらくして・・・
" いつまでも落ち込んじゃいられない。"って・・・
自分を奮い立たせたんです。
" つらいことって・・・よくあるじゃん。"って。
" 後悔することって・・・よくあるじゃん。"って。
" 思いどおりにならないことって・・・よくあるじゃん。"って。
" でも・・・そんなときこそ・・・
元気の出ることを考えて・・・
前を向こうとしてきたじゃん。"って。
ということで・・・
元気のでることを・・・
しばらく考えていたんです。
今朝・・・
出発するバスを・・・
4年生と6年生のみんなが・・・
マラソンの沿道の応援のように・・・
盛大に児童玄関の横で見送ったこと。
昨日・・・
3年生のおともだちが・・・
算数の時間に・・・
頭と頭がくっつくくらいに・・・
一生けんめいに話し合いをしていたこと。
先週・・・朝一番・・・
校長室におともだちがやってきてくれて・・・
「校長先生!お誕生日おめでとうございます。」って・・・
花束を持ってきてくれたこと。
(「49歳のお誕生日」とは言ってくれなかったけど・・・)
(それだけで・・・
一生ハッピーな気持ちでいられそうじゃん。)
だんだんと・・・
前を向けるようになって・・・
決めたんです。
" ようし!!"
今日は・・・
午後6時過ぎには学校を出発して・・・
船上山にいくぞお。"って。
" そして・・・みんなに会うんだ。"って。
" おうちが恋しくなちゃって・・・
ブルーになってる子がいたら・・・
「よしよし」してあげるんだ。"って。
" 5年生が船上山にでかけた朝に・・・ "というお話でした。
午後1時。
船上山の方角のそら・・・
ぽっかりと開いた雲の間から小さな青空。
下山途中の5年生のみんなのうえの空が・・・
晴れてるといいな。