6月2日(月)。
お昼まえの5年生の教室。
タブレットで・・・
おべんきょうにむちゅう・・・。
真剣な顔をしてむちゅう。
私は こんなときね・・・
声をかけてしまうんです。
私・・・
「むずかしいことやってんの?」
おともだち・・・
「むずかしいです。」
(超かんたんなわけないよね)
私・・・
「あ・・・ それって あれ・・・?」
おともだち・・・
(はい・・・そうです・・・。」
(・・・としかいいようがないよね)
私・・・
「お・・・ やってんの? やってんの?」
おともだち・・・
「やってます」
(「見たらわかるでしょ」って・・・
きっと思ってるよね)
と・・・
はたと・・・
ほんとにはたと・・・
見つけてしまったんです。
生物顕微鏡。
" なにかある・・・"
とっさにそう思ったんです。
ちかくのおともだちに・・・
おねがいしてみたんです。
「のぞいてみていい?」って。
のぞき窓に・・・めがねをあてて・・・
「見えないなぁ・・・」って言うと・・・
おともだちが・・・
うしろのおともだちにささやいたんです。
「校長先生が・・・
めがねだけで見ようとしているよ。」って。
そんなことでひるむわけのない私はね・・・
めがねをあてたままつぶやいたんです。
「ううん・・・どうもうまく見えないなぁ」って。
おともだちがしびれをきらして言ったんです。
「めがねじゃなくて 目でのぞいてください。」って。
(きみ・・・やさしいなぁ・・・
いらいらしただろうに・・・)
で・・・目でのぞいてみるとね・・・
ほら・・・めだかのたまご。
宇宙を漂っているようにも見える・・・
めだかのたまご。
" 今 目が合った!"って・・・
本気でそう思っちゃいそうになるくらい・・・
こっちをじっと見てる・・・
めだかのたまご。
そのたまごのなかではね・・・
ちっちゃな心臓が脈を打ち・・・
血管ともいえない血液の流れ道を・・・
血液がとくとくと流れていたんです。
そして・・・なんとですよ。
ときどき くるりとまわるように動いたんです。
その直径1mmほどの世界にある・・・
とてもちっちゃな命のいとなみに・・・
私は敬意を抱かずにはいられなかったんです。
そしてそして・・・
そんなちっちゃな命を・・・
たいせつに育もうとしている・・・
5年生のみんなにもおなじように・・・
私は敬意を抱かずにはいられなかったんです。
" いのちを育む・・・"というお話でした。
よおし・・・!
「どうして?」って・・・
そう言われてもこたえにくいんだけれど・・・
今夜はちりめんじゃこをつまみながら・・・
おいしいものを飲もう・・・!
ちっちゃなちりめんじゃこでもつまみながら・・・