2025年6月2日月曜日

" いのちを育む・・・"というお話

6月2日(月)。

お昼まえの5年生の教室。









タブレットで・・・

おべんきょうにむちゅう・・・。








真剣な顔をしてむちゅう。








私は こんなときね・・・

声をかけてしまうんです。


私・・・

「むずかしいことやってんの?」


おともだち・・・

「むずかしいです。」

(超かんたんなわけないよね)








私・・・

「あ・・・ それって あれ・・・?」


おともだち・・・

(はい・・・そうです・・・。」

(・・・としかいいようがないよね)








私・・・

「お・・・ やってんの? やってんの?」


おともだち・・・

「やってます」

(「見たらわかるでしょ」って・・・

 きっと思ってるよね)











と・・・

はたと・・・

ほんとにはたと・・・

見つけてしまったんです。

生物顕微鏡。








" なにかある・・・"

とっさにそう思ったんです。


ちかくのおともだちに・・・

おねがいしてみたんです。

「のぞいてみていい?」って。


のぞき窓に・・・めがねをあてて・・・

「見えないなぁ・・・」って言うと・・・









おともだちが・・・

うしろのおともだちにささやいたんです。

「校長先生が・・・

 めがねだけで見ようとしているよ。」って。








そんなことでひるむわけのない私はね・・・

めがねをあてたままつぶやいたんです。

「ううん・・・どうもうまく見えないなぁ」って。









おともだちがしびれをきらして言ったんです。

「めがねじゃなくて 目でのぞいてください。」って。

(きみ・・・やさしいなぁ・・・

 いらいらしただろうに・・・)










で・・・目でのぞいてみるとね・・・

ほら・・・めだかのたまご。








宇宙を漂っているようにも見える・・・

めだかのたまご。











" 今 目が合った!"って・・・

本気でそう思っちゃいそうになるくらい・・・

こっちをじっと見てる・・・

めだかのたまご。









そのたまごのなかではね・・・

ちっちゃな心臓が脈を打ち・・・

血管ともいえない血液の流れ道を・・・

血液がとくとくと流れていたんです。








そして・・・なんとですよ。

ときどき くるりとまわるように動いたんです。










その直径1mmほどの世界にある・・・

とてもちっちゃな命のいとなみに・・・

私は敬意を抱かずにはいられなかったんです。









そしてそして・・・

そんなちっちゃな命を・・・

たいせつに育もうとしている・・・

5年生のみんなにもおなじように・・・

私は敬意を抱かずにはいられなかったんです。







" いのちを育む・・・"というお話でした。





よおし・・・!

「どうして?」って・・・

そう言われてもこたえにくいんだけれど・・・

今夜はちりめんじゃこをつまみながら・・・

おいしいものを飲もう・・・!


ちっちゃなちりめんじゃこでもつまみながら・・・